経歴
■詩人・児童文学作家。日本児童文学者協会会員。■1962年生。長崎大学大学院教育学研究科修了。■小学校の教師を経て、現在は認知症の母親の介護の経験をもとに、命や認知症を題材にした作品を作り続けている。また、認知症への理解を深めるため全国各地で講演活動を行い、詩の朗読を交えた講演は好評を博し講演回数は500回を超える。作品や活動は、「天声人語」などの多くの新聞やNHKハートネットTVなどのメディアでも取り上げられている。
著作
◆エッセイ集『母はもう春を理解できない』(harunosora)◆自選詩集『支える側が支えられ 生かされていく』(致知出版)◆絵本 こどもにつたえる認知症①『赤ちゃん キューちゃん』◆絵本 こどもにつたえる認知症②『おじいちゃんの手帳』◆絵本 こどもにつたえる認知症③『一本の線をひくと』◆絵本 こどもにつたえる認知症④『赤いスパゲッチ』◆絵本 こどもにつたえる認知症⑤『じいちゃん、出発進行!』(クリエイツかもがわ)◆詩集『徘徊と笑うなかれ』(中央法規)◆ポストカード詩集『命が命を生かす瞬間』(東本願寺出版)◆詩文集『まなざしかいご 認知症の母と言葉をこえて向かいあうとき』(中央法規)◆写真詩集『この手の空っぽは きみのために 空けてある』PHP出版◆詩集『手をつないで見上げた空は』(ポプラ社)◆詩集『満月の夜、母を施設に置いて』対談・谷川俊太郎 絵・松尾たいこ(中央法規)◆詩集『やわらかな まっすぐ』(PHP出版)◆詩集『君を失って、言葉が生まれた』(ポプラ社)◆絵本『大好きだよ キヨちゃん。』(クリエイツかもがわ)◆詩集『ライスカレーと母と海』(ポプラ社)◆詩集『マザー』(ポプラ社)◆CD版・詩集『マザー』(ポプラ社)◆少年詩集『こころインデックス』(教育出版センター)等。【共著】◆『人間といういのちの相(すがた)〈4〉』(東本願寺出版)藤川幸之助、天童 荒太他◆『私、バリバリの認知症です』(クリエイツかもがわ)◆『長崎の童話』(リブリオ出版)◆『熊本の童話』(リブリオ出版)等多数。
その他の活動
■長崎市立晴海台小学校校歌の作詞・作曲。■「認知症をどのように子どもに伝えるか」をテーマに研究を深め、2013年より認知症ケア学会「未来を作る子どもたちの作文コンクール」の審査委員長を務める。■2023年より三井住友信託銀行主催の「わたし大賞」の選定委員を務める。■著書をもとにNBC長崎放送が制作したラジオ番組「マザー・詩人藤川幸之助が綴った母との瞬間」が平成16年度民間放送連盟賞最優秀賞受賞,文化庁芸術祭参加作品となる。■特定非営利活動法人「グループホーム太良の里」理事