新刊『命が命を生かす瞬間(とき)』ができるまで*その①

◆今年は数冊本を出版する予定だ。2011年の天童 荒太さん方との共著『人間といういのちの相(すがた)〈4〉』(東本願寺出版)や2012年の再版本『手をつないで見上げた空は』(ポプラ社)など、共著や再版本はあったが、単独新作本は2010年の『まなざしかいご』(中央法規出版)以来、3年ぶりになる。◆その久方ぶりの本のタイトルは『命が命を生かす瞬間(とき)』。出版社は東本願寺出版。そう、京都の駅前からすぐの教科書で学んだあの大きなお寺の中の出版社。不信心な私には宗教のことなどは全くと言っていいほど分からないが、私の詩に共感したと東本願寺の方からのインタビューを受け、雑誌の連載「おむつの詩」を足かけ2年書いた。その原稿をベースに新刊『命が命を生かす瞬間(とき)』を作った。◆実はこのタイトルは、中央法規出版で書いていた連載のタイトルそのまま。中央法規出版でも岡田知子さんのイラスト付きの本を作っているが、このタイトルは使わないということだったので、これに決めた。内容や表紙など決定し(内容や表紙などは後ほどブログで)、数日前色校の確認が終わり、校了となった。4月末までには本は印刷が終わり、5月に発売になる。色校の奥付には「2013(平成25)年5月10日 第1刷発行」となっている。◆もちろん本の中の詩と写真は私の作品。ポストカード12枚付きの斬新なスタイルの本。ポストカードを切り取っても、そのポストカードの写真と言葉とその説明が本に残るようになっている。これは編集者のアイデアによるものだが、とても面白い装丁、装本だ。言葉で説明してもわかりにくいので、その本の使い方を書いた帯をいち早く読者の皆さんにお目にかけようと思う。本ができる前から、使い方もないのだが、添付の写真はその本の使い方を書いた新刊の帯だ(出版の際は帯文が変わる可能性があります)。ご覧ください。
藤川幸之助facebook http://www.facebook.com/fujikawa.konosuke

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