詩「母の遺言」YouTube動画◆新刊本日発売

◆この写真は、最新刊ポストカード詩集「命が命を生かす瞬間」に掲載のポストカードの写真です。今日はブログというより、新刊のお知らせになります。先日から繰り返しブログでも書いていますが、本日、最新刊ポストカード詩集「命が命を生かす瞬間」が発売になりました。目にたこができるくらいに何度も書いて恐縮ですが、私は本を書くことを生業としております身、このブログのオマケとして詩集掲載の写真と最後に詩「母の遺言」YouTube動画を公開して
藤川幸之助facebook http://www.facebook.com/fujikawa.konosuke

命が命を生かす瞬間より

 

 

 

 

【詩集掲載のポストカード写真】

 

いますのでお許しください。◆この新作は、12枚の写真に言葉をのせたポストカードと13編の新作の詩に写真を添えた本です。認知症の母が亡くなってから初めての詩集ということもあり、母の最期を詩にした「母の遺言」や東日本大震災で被災された方々への詩「越えていく」、同人誌に掲載して以来、多くの方に読んでいただき、2011年の北海道の公立高校入試問題にもなった詩「道」や詩「紡ぐ」などを掲載して、とても美しい詩集に仕上がりました。ご一読いただければ幸甚でございます。また、掲載詩のYouTube動画がこの末尾にありますのでご覧ください。
藤川幸之助facebook http://www.facebook.com/fujikawa.konosuke
【ご購入は】
◆購入は、全国書店か、アマゾンサイト
アマゾンでの購入
◆出版社への直接の申し込みでも購入できます。
本の申し込みチラシ
詩「母の遺言」YouTube動画

詩「道」YouTube動画

詩「紡ぐ」YouTube動画

新聞連載六年最終回

▲地元の新聞「長崎新聞」での連載がこの3月で終わった。詩と短いエッセーと私の撮った写真で構成した記事。「母の詩 支える側が支えられるとき」という題で、認知症の母とのことを書いてきた。第1回は2007年7月4日なので、六年八ヶ月書いてきたことになる。足かけ七年も書き続けていれば、いろんなことがある。▲母の入院する病院を出ると、手に「母の詩」の記事を握りしめて、「私も介護をしています。辛い日々の繰り返しですが、毎月の詩に感謝しています。」と、涙を流しながら深々と頭を下げる人がいた。講演後のサイン会で、「毎月切り取って大切にしています」と、ファイリングされた「母の詩」を宝物のように見せてくれた人がいた。ある年の瀬、正月用に母に花を買うと、その花を包(くる)んだ新聞紙には私の書いた連載が載っていた。母へのいいプレゼントになった。▲人の役に立とうと詩を書いた覚えは一度もない。ただ書かずにいられない感情や思いを詩にしたためてきただけだ。そんな私の書いた詩が人の心や生活の中にそっと入り込んでいる姿を見ると、この連載を書き続けてきてよかったと思う。▲定年もなく、年や年度の区切りも少ない作家稼業には、連載の終わりというのは一つの節目になる。六年間ということはさながら小学校の卒業式のようなもの。作家は読者に育てられるということを、しみじみと感じた月日だった。「母の詩」という新聞紙に包んだ宝物のような日々が私の手元には残った。

最終回には詩「母の遺言」という詩を掲載した。
この詩は新刊『命が命を生かす瞬間』に掲載予定だが
今日はその一部をとこの連載の第1回目の原稿のミニチュアを。

母の遺言(一部抜粋) 藤川幸之助

死とはなくなってしまうことではない
死とはひとつになること
母の亡骸は母のものだが
母の死は残された私のものだ
母を刻んだ私をどう生きていくか
それが命を繋ぐということ
この私自身が母の遺言

藤川幸之助facebook http://www.facebook.com/fujikawa.konosuke
Exif_JPEG_PICTURE

藤川幸之助講演会「支える側が支えられるとき」がNHKラジオ文化講演会で

藤川幸之助講演会「支える側が支えられるとき」が
NHKラジオ番組「NHKラジオ文化講演会」で放送されます。

◆放送はNHKラジオ第2
1月13日(日)21時~22時
◆再放送は1月19日(土)06時~07時

2時間の講演を1時間にコンパクトにまとめた
放送になります
藤川幸之助facebook http://www.facebook.com/fujikawa.konosuke